【QC検定3級にCBT方式で合格しました】勉強スケジュール・CBT・業務への活用について記事にしています

QC検定3級(品質管理検定3級)に、仕事をしながら2週間で合格した記録を載せています。実際の帰宅時間や毎日の勉強時間の記録も載せているので、仕事と両立したい方の参考になれば幸いです。

QC検定2級の合格記事はこちら

この記事でわかること

・2週間で合格した勉強時間とスケジュール
・CBT対策
・社会人でも両立できた方法
・実務でどう役立ったか

はじめに

私は32歳の頃転職をし、製造業の設計が仕事となりました。その転職先の会社で品質管理検定(QC)が会社の取得推奨資格だったので受験を検討しはじめました。

でも、未経験な業界への転職だったので覚えることも多く、ほどほど残業もあったのですぐには取り掛かれませんでした。

入社して2年ほど経った時、「ある程度仕事も覚えて業務はそつなくまわせる」という状態になったときに、精神的にも余裕が出てきたため勉強も手に付くだろうと受験を決めました。

2025年6月30日に申し込みをし、2025年7月13日にCBT形式で受験することにしました。勉強は2025年7月1日より始めています。

申し込み方法

・日本規格協会(公式サイト)へアクセス
・CBT受験方式(3級)のページを探し、個人受験者マイページ作成へ進む
・CBT受験者専用サイトでマイページアカウントIDを作成
・マイページへログイン
・品質管理検定3級の希望している日程の項目を探し、申し込みへ
・申し込み内容を記入。試験日や会場もここで決める。支払い方法もここで選択。
・完了したら、申し込み完了メールが届く
・2週間前ぐらいに受験票が届く

勉強期間

勉強をはじめたのは試験日の2週間前からです。

本屋で教材を選ぶときにパラパラとめくったときに、2週間程度あればいけるかな?と感じてそのまま教材を購入。その帰り際にQC検定3級の申し込みをし、試験日を2週間後としました。

勉強時間を2週間と判断した理由ですが、実践分野については製造業で仕事をしているため、現場での考え方や仕事の進め方の基礎がそのまま問題になっている部分も多く、ここは無勉強でも半分以上とれるのでは?と感じました。

手法分野については、ある程度無勉強で解けるだろうという感覚はありませんでした。

製造業とはいえ、製品を大量生産しているわけではなく、基本的にオーダーメイドでひとつひとつが異なる製品で、わかりやすくばらつきが出るという性質ではないためです。なので、業務ではやったことがない分析手法と統計手法の勉強だなと感じました。

ですが、掲載されている公式の数と内容を見てもそこまで種類も多くなく難しくもないのかな?と感じたため、そこまで勉強時間は不要なのかなと思いました。

趣味でドラムやギターをやっているのですが、「ドラムのリズムパターンやギターのコードフォームの数に比べればこの公式の数ははるかに少ないな」というようなざっくりした感覚です。

以上の理由で2週間と設定し、まずは1週間様子をみながら少しずつやり、理解が足りない・または合格が怪しいかもと感じたら、残りの1週間で最大限の時間を使い取り組もうと思いました。

勉強時間は、1週目が11時間10分で2週目は18時間の合計29時間10分となりました。

詳細は下の表のような感じです。

勉強時間

日付状況帰宅時間勉強時間備考
7/1仕事20時2時間 
7/2仕事20時1時間10分 
7/3仕事21時55分 
7/4仕事20時1時間30分 
7/5休日40分用事の合間に少しだけ
7/6休日4時間55分ギターと交互に勉強し集中維持
7/7仕事21時1時間 
7/8仕事20時1時間45分 
7/9仕事20時2時間5分 
7/10仕事19時3時間50分 
7/11仕事20時2時間30分 
7/12休日5時間ギターと交互に勉強し集中維持
7/13休日2時間試験当日

休日の勉強時間が伸びているのは、趣味のギターを合間に挟んだからです。「30分勉強したら1曲弾く」、「1時間勉強したら1曲弾く」といったように、合間に楽しいことを入れることが集中力の維持と切り替えにつながりました。

趣味の音楽で培った集中力の切り替え術が応用できました…

平日仕事で疲れた脳みそでは、4~5時間集中力を維持して勉強を続けるのは難しそうです。

合格までに使った教材はこれ!

1つ目(知識勉強用)

使った教材はこれです

色付けもしてあり他の教材に比べて視覚的に見やすいと感じて購入しました。

試験は90%以上の正解率で合格したため、これ一冊だけキチンと学習しておけば知識は十分で問題ないかと思います。

このテキストの使い方はこんな感じでした。


・まずテキストを最初から最後まで読む。


・テキストを1章から読み、1章の最後についている問題を解く
・テキストを2章から読み、2章の最後についている問題を解く
・テキストを3章から読み、3章の最後についている問題を解く

という感じで最後まで


・テキストの実践分野の章を読み、その章の最後についている問題を解く

わからない問題がなくなるまで繰り返し


・テキストの手法分野の章を読み、その章の最後についている問題を解く

わからない問題がなくなるまで繰り返し


・テキストの後ろについている模擬問題に挑戦

わからない問題がなくなるまで繰り返し


・章の問題や模擬問題で間違った問題をピックアップして繰り返し

と、こんな感じでわからないところがなくなるまでやりました。


CBT対策でオススメの教材

これです!

私が受験したときはCBT形式が始まってすぐでした。従来通りの筆記の方が対策しやすくてよかったのですが…

当時調べたところ、「CBT形式では問題の形式が1問あたり4択に変わる」となっていたため、CBTの問題形式になれることが必要だと考えました。

1つ目の教材では過去の筆記形式での模擬問題しか載っていなかったため、「4択式のCBTではどのような問題になるのだろう」と思い、出題形式を確認するためにこのテキストを購入しました。

模擬問題が試験1回分記載されており、CBT形式での出題となっています。

Q.材料や部品の購入時に実施する検査を何というか。適切なものをひとつ選べ。

選択肢
ア.工程内検査
イ.出荷検査
ウ.全数検査
エ.受入検査

という感じの問題形式です。

なぜこの教材が必要だと思ったかというと、筆記形式では、「(  )内に入るもっとも適切なものをそれぞれの選択肢から1つ選び、その記号を解答欄にマークせよ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない」という選択問題が多いです。

10個の穴埋めがあるとすると、10数個の選択肢があり、1つずつ埋めていきます。そして、各選択肢を複数回用いることはないと書いているため、「この穴埋めはこの選択肢で間違いない!」という箇所を埋めていく。

すると、よくわからない穴埋め部分も、消去法で選びやすくなります。

わからない穴埋め箇所があったとして、確実にわかるところを埋めることができていたら、「使用していない選択肢は残りこの3つしかない。確実とは言えないけど文脈から推測するにこの選択肢だ!」のように解答できることも多いです。

そのため、CBT形式の1問に対して選択肢が4つ必ずあるという形式ではどうなるのかという不安がありました。もしやこの消去法が使えないのでは…?と。

そのため、この問題形式に慣れるためにこの教材が必要でした。

結果的に、CBT形式に慣れていたのは大正解でした。試験本番で冷静に問題をとくことができました

この教材のよいところは

各問題に4つの選択肢がある出題形式に慣れることができる。

4つの選択肢の難易度感の把握ができる。(明らかに関係なさそうな選択肢もある、紛らわしい選択肢も少しある)

4択になることでの問題を解くスピードへの影響がどれくらいかわかる。

そのため、勉強をした後の仕上げの1冊にオススメです。

内容の割に少し値段はするのですが、知識は十分だったのに問題形式の違いで当日時間が足りなくなったり、焦ったりして不合格してしまうよりはよいと思います。

QCは半年に1回しか受験できないため落ちると次は半年後となります。

1度落ちて次受ける気力が続かないかもしれない

半年後にもう一度勉強するのが面倒なので一発ですませたい

受験費用がまたかかるのがイヤ

・半年後に勉強時間の捻出が難しい(仕事の繁忙期が重なっている、家庭の事情など)

会社から強く取得を促されている

このような人は、勉強した力を確実に発揮するために、この教材でCBT形式に慣れて不安要素をなくしておくのがよいです。半年後にまた同じモチベーションで受験できるか?という不確定な要素を数千円でなくせる可能性が上がるので、オススメです。

参考にした動画

「ぐっちはまぐちのーー↑↑きゅーしーけんてーー!」

手法はこれです。2級の手法の勉強でも大変お世話になった動画です。平方和・分散・標準偏差・正規分布などをひとつひとつわかりやすく解説してくれています数学や数字が苦手な人はこの動画をオススメします。例題もとっつきやすい内容が多いです(なぜかポケモンのブイゼルがよく出てくる)

「ボルトの長さのばらつきを調べたい」という説明より、「ブイゼルの身長のばらつきを調べたい」という説明の方が公式をあてはめたときイメージがわきやすいです。

テキストを読んでもさっぱりという人はこの動画がよいです。

80点を目指す!QC🄬3級対策

こちらも手法の動画です。ある程度理解できている、または数学や数字が苦手じゃない人はこちらの方をオススメします。必要最低限の内容を網羅しながらさらさらっと進めるのでさくさくと学習できます。

試験当日

試験当日は、選択した日時に選択した会場に行けば受験できます。

計算用のメモは最初に白紙のA4を1枚もらえます。2枚以上必要であれば試験官に言えばたしかもらえたはずです。私が受験した会場では書くペンもセットで借りられました。

電卓は持ち込み不可のため、パソコンの中に入っている「アプリの電卓」を使用する必要があります。

こんな感じのパソコン内の電卓です。不安な人は家で練習問題をやる際に、実際にパソコン電卓を使用して慣れておきましょう。

試験が終了したら、下記のようなレポートがもらえます。

手法分野と、実践分野の正答率が記載されています。

手法分野レポート

実践分野レポート

やってみてわかった3級の要所

「手法」は公式を丸暗記せず「意味」を掴む(実務に使いたい場合)

・合格だけが目的なら公式を暗記してある程度決まった問題パターンにあてはめられるようにする。

算数や数学が苦手な人は、手法が鬼門となるかと思います。

最初は数式や記号に圧倒されます。

Σ ← シグマ?
σ ← シグマ?

どっちもシグマだけど何が違うの…となります。

しかし、本を読み解いて構造や記号の意味を考えていくと、何を導きたいのか、何をしているのかが少しずつわかってきます。実務に活かしたい人は公式の意味を理解するとよいと思います。でないと実務には使えないため、大変かもしれませんが何度もテキストを読み理解してください

合格したいだけなら公式を暗記してあてはめるだけでも乗り切れると思います。公式を暗記し、ある程度決まった問題パターンにあてはめられるようにするだけでも合格に必要な点数は稼げると思います。

実践は深読みしない

恐らく製造業で現場経験のある人だと、「自分の会社ではあてはまらない」や「自分の会社の考え方と違う」というようなことがあると思います。特に中小の独特の文化・または古い考え方で仕事をしている場合あてはまらない考え方も多いかと思います(私の会社がそうです)

そのため、「テキストに記載されている考え方が一般的で正解である」と素直に取り組むのがコツかと思います。

例えば、弊社では「K(勘)K(経験)D(度胸)」で行動できる人は優秀な証となっており、この能力が優れている人が評価され上長になっていることが多いです。

業務にどう活きたか

3級の要所でも少し書きましたが、古い製造体質や、品質への考え方をしている会社ほど役に立つ資格かと思います。弊社では「K(勘)K(経験)D(度胸)」が正義です。そのため、弊社のような時代についていききれてない中小の製造業では役に立つ知識がたくさんあると感じました。

手法の知識でいうと、工程不良の出方に法則性はあるか?このばらつきは1σにおさまっているか、2σにおさまっているか、3σにおさまっているか、3σを飛び出ているか。3σを飛び出ているなら偶然ではない可能性が高いかも…のように、集まったデータ・または集めたデータを分析するための大枠は十分修得できます。

実践でいうと、標準化の考え方やQC的なものの見方・考え方は実務で役立っています。そもそも、人というのはミスをするのを100%なくすのは無理なのだから、仕組みでなおす必要がありますよね?だから標準化して考える要素・または間違う要素を減らしてあげることが必要ですよね?というような考え方です。(かなりざっくり)

この考え方は製造業には必要で、個人の今までの、人生・経験・経歴・過ごし方・考え方・癖・注意力・etc…とかって必ず違いますよね。そのため、新入社員でもベテラン社員でも仕事の質に差が出ます。

ただ、製造業というのはなるべく品質を安定させて、安定した品質の製品をユーザーに届ける必要があります。しかし、上述したことや、社歴などでも個人の能力が異なるじゃないかとなります。

そのまま個人の能力に依存していると安定した品質でモノづくりが継続するのは難しくなります。短期的には可能かもしれませんが、キーマンの退職・転職・傷病など色んな要因で品質が落ち製作も不可能になる可能性があります。

そうならないようには、「マニュアル化する、標準化する、教育する、経営はこうする、管理はこうする、マネジメントシステムはこうするのがよいですよ~」という考え方を知る必要があります。

「〇〇さんしかできない」というのはその個人にとってはよいですが、企業にとってはよくないということですね。

QC3級では客観的にデータで見ることの重要性や、誰にでも再現性があるような業務手順の必要性が理解できます。

合格後の賞状

合格証は届くわけではないので、マイページからダウンロードして印刷する必要があります。合格証明をカードでの発行もできるようですが、別途手続きと費用(たしか2000円)が必要なようです。会社で合格したら手当てなどがつく場合は、マイページから合格証を印刷して提出しましょう。

こんな感じの合格証がPDFで印刷できます。

まとめ

QC3級はまだ入り口のレベルですが、それでも広く考え方と手法のやり方の基礎を修得するにはよいと思います。

特に中小の製造業で仕事している方には視野が広がり、考え方も活きるのでオススメです。

私は、3級取得をきっかけに部署の工程不良内容と件数の分析(手法)と業務手順書を作成(実践)するようになりました。考え方とできることが広がったため、こなすだけではない一歩先の仕事もできるようになり取得してよかったです。

より深くまで学びたい場合は、QC2級となるとさらに深いとこまで学べます。

私はQC3級を活用して十分業務に役に立たせていましたが、もう一歩先の分析がしたい!となったため、翌年にQC2級も取得しました。その体験記についてもまた記載しようと思います。

要点まとめ

・30時間前後でも合格可能
・CBT慣れは大事
・手法は意味理解が重要(特に実務で使うなら)
・実践は素直に覚える

製造業には役立つよい資格です、頑張りましょう!

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