第一種衛生管理者を仕事しながら取得した話(6週間78時間)|勉強・実務・改善活動まで

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第一種衛生管理者の試験について、実際の勉強時間・勉強方法・苦労したところをまとめています。

私は製造業で仕事をしながら、6週間で約78時間の勉強をして合格することができました。

会社が50人を超えるタイミングで、衛生管理者の資格が必要となり、短期間での取得が必要な状況でした。

ちいの

落ちられない…

この記事で、

・実際の勉強スケジュール
・使用した教示
・途中で変えた勉強方法
・苦労したところ
・試験当日の感想
・取得後の実務について

これらについてまとめています。

これから第一種衛生管理者の取得を考えている方の参考になれば嬉しいです。(頑張りましょう)

【第一編】取得前編(取得にいたった経緯)
【第二編】試験編(この記事)
【第三編】実務編(取得後の実務内容)

目次

勉強スケジュール

勉強期間:6週間

勉強時間:78時間35分でした。

日付勉強時間備考
5/172時間
5/184時間40分
5/1950分
5/2040分
5/2155分
5/2250分
5/2320分
5/241時間20分
5/2740分
5/281時間20分
5/2950分
5/301時間
5/311時間
6/13時間35分
6/21時間20分
6/31時間25分
6/41時間40分
6/51時間15分
6/61時間45分
6/73時間25分
6/83時間5分
6/91時間35分
6/101時間55分
6/111時間25分
6/121時間35分
6/132時間10分
6/144時間10分
6/154時間10分
6/161時間15分
6/171時間30分
6/181時間10分
6/191時間10分
6/201時間20分
6/223時間
6/231時間35分
6/241時間10分
6/251時間5分
6/2650分
6/271時間
6/282時間30分
6/292時間50分
6/301時間30分試験当日

50時間ほど勉強をやった頃に、過去問テストで8割~9割にたどり着いていました。

私の場合、会社が8月には50人を超えるという状況だったので7月中の合格が必要でした。(50人以上になると衛生管理者の選任が必要)

そのため、「いけそうかな?」と感じたところからさらに勉強を続けていました。

最初に感じたこと

思ったより範囲が広い

広いです。

法律・体・睡眠・有給・危険物などなど。

1分野をたくさん学習するというより、広い範囲をほどほどおぼえるタイプの資格です。

実際に実務をすると思いますが、たしかにどれも実務をする上で必要な知識です。

衛生という言葉自体の範囲が大きいため、同じように試験範囲も広いのかなというイメージです。

法律が多い

多いです。

それも、似たような法律も多く、どれがどれだったかわからなくなります。

暗記量が多い

多分野での色んな言葉を覚える必要があります!計算はまったくないため、暗記メインの勉強となります。

「有害」単元の化学物質の名前なんかは似た名前の化学物質も多く、覚えるのに苦労しました。

数字が覚えにくい

法律部分や、有害部分で特に多いのですが、これは「5年」、あれは「3年」、それは「7年」など、数字がそれぞれで少しずつ違います。

そのため、なんとなく覚えていると、問題になった途端に、「あれ、これは何年保管が必要なんだっけ···」となってしまいます。

「選択肢から正しいものを選べ」や、「誤っているものを選べ」という問題のため、よく引っかかります。

ますばテキストから

まずはテキストを1周サッと読みました。

読んだところ、全5単元の内の1つ、「労働生理」は割ととっつきやすいなと感じました。(理科のような内容)

2周目は少しじっくり読みました。

すると、「関係法令(有害業務以外)」もやりやすいのかなと感じました。(働く上で知っている知識も多い)

一方、「労働衛生(有害)」と「関係法令(有害)」についてはさっぱりわかりません。ここは苦労するかも···という予感がありました。

途中から変えた勉強方法

最初はテキストを読むのをメインでやっていました。

テキストをひたらすら読むと知識はつくため実務には非常に役に立つと思います。

ですが、問題にどうつながるのか、どういう問われ方をするのかがわからなかったです。

そのため、まずは頻出問題に対して対策していくことにしました。(よく出る問題がある)

私は2ヶ月以内の取得が必要だったため、このときに「なるべくたくさんの知識を身につける」から、「まず試験に受かる」に目標を変更しました。

覚えられなかった

暗記量は多く、正直すんなり覚えられませんでした。

そのため、語呂合わせやリズムにあわせたりしてなんとか覚えようとしました。(abcの歌的な感じ)

ただただ暗記するのは少し苦労するかもしれません(特に有害)

過去問中心に変えた

ある程度頻出問題などに対策ができてから、過去問にうつりました。

衛生管理者試験は5択です。

「正しいものを選べ」や「誤っているものを選べ」のような感じ。

そのため、過去問の勉強の仕方は「5択すべてに対して理解する」というやり方をしていました。

というのも、似たような問題を少し問い方を変えたり、違う選択肢を混ぜてみたり、選択肢の文の一部だけ変わっているということが多いです。

使いまわしている選択肢も多いです

そのため、この選択肢はどこがおかしいのか?というのをわかるようにしておくと、違う問われ方をしたときに正誤が判断できます。

勉強していて苦労したところ

数字がややこしい

とにかく数字に惑わされます。

特に期限や期間で、6カ月だの1年だの3年だの5年だの7年だのたくさんのパターンがあります。

統一性はあまりなく、化学物質によって異なったり、何の記録かによって保存の年数が変わったりします。

例えば、特定化学物資の分野でいうと、

第1類・2類特定化学物質

作業環境測定
6カ月ごとに1回、記録は3年間保存
定期自主検査
基本的に1年に1回で、特定化学設備は2年に1回、記録は3年間保存
健康診断
6カ月以内ごとに1回で、記録は5年間保存

と、こんな感じです。(ややこしい)

数字の部分を変更して誤った選択肢として出る問題も多いので、語呂合わせなどで頑張って年数を覚える必要があります。

用語

ちいの

専門用語が多い

・ジクロルベンシジン
・アルファーナフチルアミン
・塩素化ビフェニル
・オルト―トリ人
・ジアニシジン
・ベリリウム
・ベンゾトリクロリド
・ベータ―ナフチルアミン

こんなにカタカナが並ぶとイヤになりませんか。(私は苦しみました)

化学物資の名称を少なくとも30以上覚える必要があります。

文系の方は聞いたことない単語のオンパレードとなるため、気合をいれましょう。(私も文系)

有害業務

ここは第一種にしかない範囲でもあり、難しいです。

先ほども言いましたが、まず特定化学物質の名称を覚えることから大変です。

さらに特定化学物質の一部については、常温での形状が「蒸気」なのか「ガス」なのか「粉じん」なのかということも問われます。

このように名称と形状を覚えるのも大変なのですが、「有害業務の決まり」も覚えていかないといけません。

しかも、問題も難しいです。

過去にない問題が出ているのは、「有害業務」の2単元からが多い印象でした。

社会人勉強で大変だったこと

仕事後の勉強

仕事後はやはりきついです。

仕事の繁忙期も重なっており、毎日2~3時間ほど残業後に勉強をしていました。

しかし、2~3時間も残業をしたら集中力がもう残っていません。

残っていないながらも2カ月で取得しないという期限付きだったため、目が滑りながらも無理矢理やっていました。(学習効率はかなり悪かったです)

ちいの

このペースでは間に合わない…

勉強する時間を変える

ということで、勉強を2週間ほど続けた後に時間を変えました!

残業後に勉強していたのを、「早朝」に変更しました。

仕事の日は7時半に起床していたところ、6時起床に。

そして、6時~7時半に勉強するという生活に変えました。

朝は起きたてホヤホヤのため、頭がどこかスッキリしています!

そのため、勉強の進みは夜に比べて非常によかったです(人によるかもしれません、夜勤の人もいますよね)

朝に1時間半勉強をし、仕事から帰って「余力があれば少しやる」という生活になりました。

この「余力があれば少しやる」というのが大事で、ここで無理してやると次の日がとてもしんどいです。

そのため、「朝に勉強はしたから無理する必要はない」という心理でいることが大事な気がします。(自分との闘い)

続かない日もある

私の勉強スケジュールを見てもらえばわかりますが、出来ない日ももちろんあります。

・前の日寝るのが遅くて朝起きれなかった
・前の日飲みすぎた
・特に理由はないが起き上がらずゴロゴロしてしまった。
・起きたがゴロゴロしてしまった

このような理由で、朝の勉強時間が短くなった日も多いです。

試験当日の感想

難易度

「有害業務」が難しかったです。

過去問で見たことのない問題が半分近く出題されていました…そのため、テキストの知識で乗り越えた部分がありました。

初見の問題もあるため、過去問だけではなくテキストも読んでおきましょう。

「有害業務」以外は見たことある問題も多く、過去問を繰り返しやっていれば十分とける感じでした。

緊張

ちいの

かつてない緊張感でした

落ちてしまうと、「会社が50人を超えているのに衛生管理者が不在となってしまう…」というので、かなりのプレッシャーがありました。(実際50人超えて衛生管理者が不在だとどうなるのでしょう)

お腹を下しながらの試験当日となりました。

時間配分

試験時間はかなり長いです!

そのため、問題が解ききれずに終わるということはあまりないかもしれません。

見直す時間は十分にあるかと思いますので、焦らず問題を解いていきましょう。

私も、1時間ほどで解き終わり、30分ほど見直しをして途中退室しました。

手応え

手応えはありました。

過去問も「もう十分かな?」という状態からさらに20時間ほど勉強していたので、わからない問題はあまりありませんでした。

唯一心配だったのは、「有害業務」での足切りです。

全体の点数が足りていても、4割以下の単元が1つでもあると「不合格」となります。

そのため、「有害業務」については初めて見る問題も多かったので、足切りをくらってないか心配でした。

実際に役立っているか

弊社の場合は衛生管理者が不在だったため、「衛生委員会に参加する前提」で資格の取得を目指していました。

そのため、取得後は衛生管理者として仕事をしています。

なので、実務には非常に役に立っています。

弊社には安全委員会がまだないため、衛生委員会が安全も兼ねた会合となっており安全管理の仕事も入っています。

それを含んで、取得から1年の間に取り組んだ改善業務はこんな感じです。

・夏場のお弁当の温度管理
・衛生に関する連絡・案内を社内Webサイトを作成して展開
・ヒヤリハット用紙の作成
・ヒヤリハットの集計を始める
・社内軽微事故の展開・注意喚起
・事故になりそうな場所に表示を設置
・現場巡視のチェックリスト作成

結構楽しいです。

衛生管理者の実務について詳しく書いている記事はこちらです
→ 中小企業で衛生管理者をやって感じた現実|実務で一番大事だったこと衛生管理者【実務編】

どんな人におすすめか

総務におすすめ

私は設計で取得したのですが、中小企業であれば「総務」が関わる業務が多いのではないでしょうか。

職場や社員の環境を良くするのが総務の仕事の1つかと思います。

そのため、

・健康診断の主導・事後措置
・ストレスチェックの実施
・社内環境の管理
・社員の健康管理
・労働時間の管理
・労働基準監督署への対応

このような仕事をやっている総務の方多いのではないでしょうか。

実はこれらは、衛生管理者試験の勉強範囲です。

そのため、業務に直接つながる知識が修得できるので総務の方には特にオススメです。

他には、「安全衛生担当者」や「中小企業で衛生委員会に関わる人」は知識が増えて具体的な話がしやすくなるのではないでしょうか。

一方で、私のように本業の仕事がありながら衛生管理者を取得すると、恐らく仕事が増えてしまうと思います(悲しい)

まとめ

第一種衛生管理者は、思っていたよりも実務寄りの資格だと感じました。

範囲は広く、用語・数字・有害業務など大変な部分も多いです。

特に仕事をしながらの勉強は、

・仕事帰りは集中できない
・勉強時間の確保が難しい
・継続が大変

などなど、勉強以外で大変な部分があります。

それでも、

・朝勉強
・過去問対策
・頻出問題対策
・5択対策

など、色々やり方を模索して無事に合格することができました。

取得後は、

・衛生委員会
・安全管理
・ヒヤリハット
・社内環境改善

など、実務にもかなり応用できています。

「暗記だけの資格」というよりは、「働く人の安全・健康・環境を考えることができる資格」という印象です。(視点が増えました)

これから受験する方は、「全部完璧に」とは思いすぎず、「継続」することを意識して勉強するとよいかと思います。

合格後、どのような実務をやっているかはこちらのリンクから
→ 中小企業で衛生管理者をやって感じた現実|実務で一番大事だったこと衛生管理者【実務編】

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この記事を書いた人

ちいのです。

ブログ挑戦・資格取得・転職などの試行錯誤をもとに、実際に感じたことを記録しています。
最近は、ブログ・ギター・BGM作成・動画作成などをしています。
これから挑戦する人の不安が少し減る記事を目指しています。

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