【免許講習編】フォークリフト運転技能講習体験記

フォークリフトの免許、運転技能講習、体験記、試験コース、カウンターリフトの画像

2019年8月、フォークリフト運転技能講習にいき、フォークリフト免許を取得しました!

結果からお伝えすると、私も含めた受講生全員が合格しました。
40,000円も払って受講して落ちたらどうしよう…と思って尻込みしている方いませんか(私がそうでした)

いざ行ってみると、真面目に取り組んでいればまず落ちないようになっています。
私は、自動車運転免許持ちだったため4日間のコースにいきました。

合格までの4日間について、タイムラインで紹介します

フォークリフト記事一覧

【取得前編】フォークリフト免許を取得しようと思った理由
【免許講習編】フォークリフト運転技能講習体験記 (今ここ)
【取得後実務編】いざフォークリフト業務!

先に、初めてフォークにのってみた感想

でかい!というのが率直な感想です。

私が仕事をしている物流センターではリーチリフトというリフトでした。

リーチリフトは立ちながら乗ります。

しかし、教習所ではカウンターリフトです

カウンターリフト

私は学生の頃にアルバイトをしていた物流会社でカウンターリフトもよく見ていましたが、いざ自分が乗り込むととても大きく感じます。エンジン音もすごい迫力です。

私は自動車運転免許を持っており運転もそこそこしていましたが、自動車とは全然感覚が違いました

駆動する大きな機械に乗り込んでいるぞ…!という感じです。

あなたが男の子ならわくわくの方が大きいかもしれません。(私もメンズなのでわくわくがすごかったです)

特別乗り物が好きだとか車が好きだとかないのですが、それでもとてもわくわくしました。

そのため、車好きな人とかだととてつもなく楽しい乗り物の可能性があります。

でかい!怖い!かっこいい!楽しい!

私の感情はシンプルにこの4つでした

カウンターリフトのハンドルは思っている通りぐらいの重さです。車ぐらいのイメージ。(後日、職場でリーチにのると、リーチのハンドルは軽すぎて驚く)

さて、それでは技能講習の内容について記載していきます

目次

4日間のスケジュール・テキスト・試験について

恐らく、教習所によっていろいろと異なると思いますが参考までに私の体験を書きます。

私が申し込んだときの受講者は、私を含み十数名でした。

受講者層は幅広く、年齢層は10代~50代までおり女性の方もおられました。

この十数名で4日間苦楽を共にします(真夏だったので本当に苦楽を共にしました)

スケジュール

4日間のスケジュールはこんな感じでした。(当時のメモが残っていた。)

科目時間備考
初日学科8:25~17:3017:30より学科試験
2日目実技8:00~18:05 
3日目実技8:00~18:05 
4日目実技8:00~16:3016:30より実技試験
テキスト

講習を受ける教習所より、このようなテキストが渡されます

これがフォークリフト免許に必要な知識が入ったテキストです

改定新版フォークリフト運転者教本技能講習テキスト

(一般社団法人 全国登録教習機関協会というところが発行しているようです)

テキストの中身はこんな感じです。(225Pあります、すごいボリューム)

テキストの中身

第1章 フォークリフトに関する基礎知識
     ―フォークリフトとは何か的なやつ

第2章 原動機
     ―エンジン・モータなどの話

第3章 走行装置の構造・機能
     ―フォークリフトの構造的なやつ

第4章 走行装置の運転操作
     ―実際の操作手順

第5章 荷役に関する装置の構造及び機能
     ―油圧の仕組みやアタッチメント

第6章 荷役装置の運転操作
     ―荷物運びに関する用語と操作レバーについて

第7章 点検・整備
     ―日常点検の仕方や整備内容

第8章 安全装置及び安全の心得
     ―作業・運転時の安全上の心得

第9章 フォークリフトの運転に必要な力学に関する基礎知識
     ―モーメント・荷重・応力などの物理的内容(ここが一番難しかった)

第10章 関係法令
     ―フォークリフトに関連する法律と、試験・講習の要項など

参考:災害事例ページ
     ―実際にあった災害事例が複数載っている。(ここはよく見ておきましょう!大げさではなく、実際に現場でリフト作業をしていると周りでこのような事故はあります。)

もらったばかりの、これだけのボリュームがあるテキスト…学科試験いけるのかこれ

パラパラっとめくってみると、専門用語の横文字も多く、モーメント・応力・荷重などの物理的な話も多い。(私は文系のためここで絶望しました)

でも講習は10時間しかない。

そして学科試験は60%以上ないと落ちる

このときは、「今回は無理かもしれないな…ちゃんと勉強してからまたこよう」と思っていました。

学科と実技の講習時間と内容

このような感じです。

学科の科目の内容と勉強時間(計10時間)

科目範囲時間
フォークリフトの走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識フォークリフトの原動機、動力伝達装置、走行装置、かじ取り装置及び制動装置並びに方向指示器、警報装置その他のフォークリフトの走行に関する附属装置の構造及び取り扱いの方法4時間
荷役に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識フォークリフトの荷役装置、油圧装置(安全弁を含む)、ヘッドカード及びバックレスト並びにラム、バケットその他のフォークリフトの荷役に関する附属装置の構造及び取り扱いの方法4時間
運転に必要な力学に関する知識力(合成、分解、つり合い及びモーメント)重量重心及び物の安定 速度及び加速度 荷重 応力 材料の強さ2時間
関係法令労働安全衛生法、労働安全衛生法施行令(昭和47年政令第318号)及び労働安全衛生規則中の関係条項1時間

実習の科目の内容と時間(計24時間)

講習科目範囲講習時間
走行の操作基本操作 定められたコースによる基本走行及び応用走行20時間
荷役の操作基本の操作 フォークの抜き差し 二の配列及び積み重ね4時間

【初日】冷房の効いた快適な教室で「学科講習」

初日の講習は、室内で行いました。

真夏でしたが、クーラーも効いていて快適に講習を受けることができました

フォークリフトに関する教材を1冊もらい、その内容について講師の方が教えてくれます。

ホワイトボードを使用し、大事なところ、要点を教えてくれます。

記憶が少し曖昧ですが、1時間授業して10分休憩(もしくは1時間半授業して15分休憩)というサイクルで、間にご飯休憩があり9:00から17:00頃までです。

私の行ってた教習所では弁当の希望をすれば、一食500円で頼むこともできましたが、私は気分転換に近くのご飯やさんに食べに行っていました。

授業についてですが、講師曰く「初日の講習の最後に確認の試験があり、その試験の必要点数に下回ってしまうと、修了証はもらえない」とのことです。

テキストにも試験の要項が載っていました。いるところだけ抜粋します。

・筆記試験時間は1時間
・フォークリフトの走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識(30点)
・フォークリフトの荷役に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識(30点)
・フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識(20点)
・法及び規則中のフォークリフトについての規制に関する知識(20点)

採点は、各科目の点数を合計100点をもって満点とし、各科目の得点が配点の40%以上であって、かつ全科目の得点が60点以上である場合を合格とすること。

なので、みな必死に真面目にやりました。

そして、初日の最後に授業内容を理解したかの確認試験がありました。

二人をのぞき、他は1発合格でした。

しかし、二人は点数が全然足りなかったようでここで脱落…と思いきやそうではありませんでした。

再試験が可能なようです。(公式なのかは不明)

再試験の前に、講師の方が「ここが大事だ」「このページをよくみること」のようなアドバイスを点数が足りなかった人にしてくれます。

そして再試験!

一人は合格!一人は不合格!

不合格者はここで脱落…と思いきやそうではありません。

再々試験があります!(なんとよいシステム)

「このページのこのあたりがすごく大事」

「このページのこの図ってなんか大事そうじゃない?」

「この単語口に出してみて」

恐らく試験の答えをズバリ教えるのはNGなのでしょう(教習所の講師というのは大変なのかもしれない。)

そして再々試験…

結果は合格!

無事に全員で後日の実習へと進むこととなりました(色んな世代の方がいましたが、再々試験の方が合格するまで優しく見守っていました)

【二日目】猛暑!屋外での「実技講習」スタート

私は自動車運転免許を持っており4日コースだったため、実習は2日目からでした。

自動車運転免許を持っていない方は5日コースのため、3日目がこの実習となると思います。

実習については、外の屋根がついているトタン?の建物で行いました。

そのため、クーラーなどもちろんなくとてもとても暑かったです。500mlのスポーツドリンクを1日2本以上は消費しました。

屋外の場合、恐らく夏は激アツで冬は激サムでしょう。

なので、これを見ている人は春もしくは秋の講習をオススメします。(屋外なら)

実習は屋外なのか室内で行うのかを事前に確認しておくとよいです。

講習の流れとしては、私の場合は6人ぐらいのチーム2つに分かれ、それぞれのチームに1人ずつ講師の方がつき教えてくれました。

カウンターリフトも1つのチームで1台ずつです。

「このように乗り降りします。注意点はこのようなところです。こういうことをしてしまうと合格はできないので注意してください」

という感じで実践して教えてくれます。

それを受けて、受講生がそれぞれ交代で一人ずつ教えられたことをやります。

その後少し自由時間が設けられ、各自練習したいように練習。

少し練習したら、講師から「では次は進み方です。操作方法は~ 注意点は~」という感じでどんどん進んでいきます。

これを、「実習試験の対策」が始まるまでやります。

目標は、最終試験であるこの試験コースを走行し、荷物を運んで降ろすことです。

試験コース

テキストに記載されていますが、それぞれの箇所で道幅が決まっています。

試験コースの道幅

a:(試験用フォークリフトの全幅)×2.1
b:(試験用フォークリフトの全幅)×2.1+10cm
c:(試験用フォークリフトの全幅)×2.1×2.5

大体のフォークリフトの車幅が1.1m程なので、aであれば(1.1)×2.1=2.31mの道です。

数字で見ると、意外と広いし余裕そう!と思うかもしれませんが、前方に「爪」があります。

そのため、荷物を持っていくために曲がって「b」の部分に入っていくときや、「c」の部分に入るときに爪が枠線をはみ出してしまいます。

最初は走行の練習だけですが、試験の時は荷物(パレット)を爪にさしています。(パレットは1100mm×1100mm)

パレット

そのため、かなりせまいです。

他の受講生の運転も見ていましたが、難しくて失敗するのは大体ここです(私も苦手で何度も枠線を超えたりぶつけたりしていました。)

2日目の実習は下記のような感じで進み、練習しました。

乗り降り

フォークリフトへの乗りこみ方、降り方から始めます。

それぐらいどっちでも…と思うかもしれませんが、逆方向から乗ると立派な減点項目です。

に進む

アクセルを踏んでまっすぐ動かしてみる。

クラッチの使い方もここで身に着けます。

クランク

曲がります。

ハンドルの使い方、切り具合、曲がり始めるポイントを掴みます。

車とは駆動の仕方が違うため、ハンドルを切るタイミングが独特です!

そのため、自動車運転ができるから余裕ということはありません、私は苦労しました。

バック

これらができるようになったら、後進です。

これも車とは駆動の仕方が違うため、ハンドルを切るタイミングが独特

こちらも、自動車運転ができるから余裕ということはありません

時間内にしっかり練習をしましょう。

爪の操作

ここまでできたら、荷物を運んだり上げ下げしたりするための爪の操作に入ります。

レバーが複数あるため、どれが何をするレバーかを覚えるのが大変です。

ひとつひとつ丁寧にやり覚えました。

荷物を載せたパレットは1.5mほどの台の上に載っているのですが、高さをあわせてパレットの差込口に爪をいれてとるのがまあ難しいです。

この感覚は繰り返し練習して慣れるしかありません。

2日目は、これらの動作を繰り返し行い操作を覚えました。

翌日より試験コース対策が始まります。

【3日目】試験コース対策練習

3日目は、講習の最後に行う実習試験の対策が始まります

試験項目の動作を覚え、その通りにリフトを運転して練習します。

何度も何度も交代で繰り返し、試験に備えます。

これが試験コースです。

試験コース

一連の流れでこのコースを練習します。

操作はこのような感じです。

・前進で出発
・曲がって「b」の道に入る
・爪を上げる
・前進してパレットにさす
・パレットを持ちあげる
・後進(パレット持っている)
・爪を下げる(パレット持っている)
・後進で曲がって出発地点に戻る(パレット持っている)
・前進して曲がって「c」の道へ(パレット持っている)
・曲がって「a」の道へ(パレット持っている)
・曲がって「b」の道へ(パレット持っている)
・爪を上げる(パレット持っている)
・前進して台の上にパレットを持ってくる(パレット持っている)
・パレットを台に載せる
・後進
・爪を下げる
・後進で曲がってゴールまで

実技試験の採点についてはテキストに記載されていました。

実技試験の採点は、減点式採点法により行うものとし、その基準は原則として別紙によるものとすること。この場合、満点は100点とし、70点以上である場合を合格とすること。

別紙内容抜粋

・乗車方法
・スタート時の調整
・走行
・停止位置
・下車方法
・荷役のスムーズさ、位置(爪の操作と荷物の降ろす位置の正確さ、丁寧さ)
・時間(熟練者の平均所要時間の2倍以上で、30秒超過ごとに2点ずつ減点)

それぞれで5点減点の項目、3点減点の項目、2点減点の項目などがあります。

70点以上残っていれば合格です!フォークリフトに乗ってお仕事ができます。

ミスがなくなるよう、合格を目指し他の受講生と交代しながらひたすらこのコースを練習しました

【4日目(最終日)】実技試験!合格後は当日中に修了証発行

夕方まではひたすらコース練習をします。

そして夕方より実技試験開始!

本番は、何度も出てきているこの試験コースを走破します

ドキドキしながら試験に挑みましたが、3日と4日目に十分練習の時間はありました。

そのため、私も含めて8割の人は一発で合格となりました!(緊張して少しミスはありましたが70点以上はあったようです)

では、残り2割の人はここで脱落…また後日!とはなりません。

再試験がありました

講師が講習生に付きっ切りで声をかけて教えながら再試験となりました。(たしかその後再々試験までいってたような)

そして、無事全員合格!教室に移動後、その日のうちにフォークリフト運転技能講習の修了証をもらえました。

これで、長いようで短かった4日間の講習が終わりです。

この修了証があれば、フォークリフトに乗って仕事をすることができます

【後日談】ついにフォークリフト作業!

私はこの修了証を職場に持っていって確認してもらい、翌週よりフォークリフト作業に入りました。(もちろん最初は教えられながらとてもゆっくり作業です)

発行が当日のため、すぐ専門業務ができるのがよいですね。

私の仕事は物流センターの庫内(かなり狭い)での作業であったため、「リーチリフト」というものに乗って作業する必要がありました。

講習で乗っていたリフトは、「カウンターリフト」です。

これ

そのため、最初はその違いに苦労しながら仕事をすることとなります。

まとめ

・テキストは難しいが学科試験は再試験もありまず落ちない
・運転は簡単ではないが、実習の練習時間はたくさんある
・実習試験も再試験もありまず落ちない
・リフトはでかくて怖いが楽しい

このように、フォークリフト運転技能講習はほとんど落ちない上に、すぐに実務に活用できる資格となっています。

さらにコストとパフォーマンス面でも、

・講習代金がムダになることがほとんどない
・フォークリフトで仕事するのに必要な免許が取得できる
・給料が上がる
・できる仕事が増える
・転職の選択肢が増える

今風の言葉でいうと、「コスパのいい資格」というのでしょう。(たぶん)

運転するのも、「機械を動かしているぞ!」という感じでとても楽しいのでオススメです。

取得を悩んでいる方は、この記事を参考にしていただき検討してみてください。

次は、フォークリフトの業務はどんな感じだったか?ということについて書いています。


フォークリフト記事一覧

【取得前編】フォークリフト免許を取得しようと思った理由
【免許講習編】フォークリフト運転技能講習体験記 (今ここ)
【取得後実務編】いざフォークリフト業務!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ちいのです。

ブログ挑戦・資格取得・転職などの試行錯誤をもとに、実際に感じたことを記録しています。
最近は、ブログ・ギター・BGM作成・動画作成などをしています。
これから挑戦する人の不安が少し減る記事を目指しています。

コメント

コメントする

目次