衛生管理者という資格は、「会社に必要だから取得する」という理由で取得する方も多いではないのでしょうか。私もその一人でした。社員数が50人を超えるタイミングで会社に衛生管理者が必要となり、2カ月以内の取得が必要となりました。
この記事では、
・なぜ私が衛生管理者を取得することになったか
・取得前はどんなイメージを持っていたか
・勉強を始めて何を感じたか
これらを実体験ベースでまとめています。
これから衛生管理者を取得する方や、突然取得することになった方、そして現在実務をしている方の参考になれば幸いです
衛生管理者記事一覧
【第一編】取得前編(この記事)
【第二編】試験編(勉強方法・勉強時間・スケジュール)
【第三編】実務編(実際の業務内容)
社員数が50人を超える!
「そういえば、再来月に2人採用するから社員数が50人を超えるな…弊社も大きくなったなぁ」
なんて言ってる場合ではありませんでした。
50人超えで必要になるもの
会社というのは、50人を超えるとやらないといけない「義務」というのがいくつかあります。
・ストレスチェック
・毎月の衛生委員会の開催
・産業医の選任
・衛生管理者の選任(製造業のみ)
などなどです(他にもありますが割愛)
そして弊社はこのどれもまだ未対応でした。
衛生管理者が不在だった
「衛生管理者」の資格を持った者が当時弊社にはいなかったのです。
なので、「もうすぐ社員数が50人を超えるけど、そのときの対応ってどうする?」という話から
「そろそろやらなきゃいけないな…」ということになり、会社に衛生管理者の有資格者が必要となりました。
弊社は製造業のため、「第一種衛生管理者」が必要でした。
なぜ私が衛生管理者候補になったのか
では、なぜ私が候補に上がったかについてです。
中小では、一般的には総務などが兼務で取得しているパターン多いかと思います。
大きい会社では、衛生や安全などの専門部署があることでしょう。
弊社は中小企業のため、「兼務で誰かにやってもらおう」ということになりました。
実務経験条件
衛生管理者というのは、学歴や実務経験の有無などの条件によって受験資格が変わってくるため、まず受験要件を満たしている人をピックアップしました。
その結果、「衛生に関する実務経験を数年している」人がまず候補に上がりました。
資格勉強経験があった
私は「衛生管理者」取得以前に、「QC検定」や「ITパスポート」という資格勉強をして合格していました。
→ QC検定の記事作成中
→ ITパスポートの記事作成中
これらは、会社から取得を促されたわけではなく、自学習にて取得しました。
ポリテクセンター(職業訓練校)を経て異業種に転職してきたため、「何か業務知識を補填する勉強をしよう」と思い、仕事で残業しながらも勉強をしていました。
→ポリテクセンターの記事はこちらから(リンク)
この経験を会社は評価してくれていたようです。
取得までに必要な日数が少なかった
2カ月後には社員数が50人を超えるため、それまでに取得する必要があったのです(厳密に1日でも過ぎたらダメなのかはよくわかりません)
そのため、実務経験もあって受験資格を満たしており、なおかつ「2カ月以内に合格できそう」という人を選ぶことになりました。
その結果、後で書いている「エアコン点検」の実務をしており、仕事をしながら資格取得経験のある私に白羽の矢が立ちました。
衛生管理者って何をする人?
取得前のイメージ
正直、取得前は
・現場を注意する人
・「危ないからやめて」と伝える人
・安全担当
このようなイメージを持っていました(口うるさい感じ)
実際は違った
しかし、実際にやってみると少し違いました。
実務としては、「改善できる形に整理して会社を動かす」ことの方が多いです。
実際の業務として何をやっているか、実務やってみて感じたことについてはこちらの記事に記載しています。
→ 衛生管理者実務編作成中
2カ月以内の取得が必要だった
先ほども書きましたが、「2カ月以内」の合格が必須でした。
試験日から合格発表まで1週間ほど時間あるため、実際の勉強時間は1カ月半強です。
そのため、取得の要請があってすぐに本を買いに行きました。
買ったのは、教材1冊と過去問1冊の計2冊です。
衛生管理者の試験は毎月複数回行われているため、まず受験日を決めました。
1回受けて手応えがなければすぐ受けなおす…というつもりで、まずは1カ月ほどの勉強をして受験しようと決めました。
試験の勉強方法、勉強スケジュール、勉強時間についてはこの記事に記載しています。
→ 試験編作成中
取得前から実は衛生っぽいことをしていた
そう、すでにしていたのです。
衛生管理者の受験資格の一部に、「実務経験○年必要」という文言があるのですが、私の場合は受験するのにこの実務経験が必要でした。
そして、偶然にも数年やっていました。
その実務は、「エアコンの点検」でした。
事業者は、「フロン排出抑制法」という法律により業務用エアコンは定期的に点検し、冷媒(フロン)が漏れいていないかを確認しないといけません。(フロンとは地球温暖化に関わる化学物質です。)
この一環で、私は会社の業務用エアコンの簡易点検をおこなっていました。
数カ月に1回、リストを作成して以下のような確認をしていました。
・振動がないか
・外観に異常がないか
・動作に異常がないか
・風がちゃんと出ているか
・室外機の周りに障害物がないか
このようなことをすべての室外機と室内機を確認し、異常があれば補修をしたり使用禁止の措置をとったりします。
これが衛生管理者の受験資格を満たす実務経験となりました。
勉強を始めて感じたこと
思ったより「実務寄り」の資格だった
勉強を始めて思ったのは、法律の知識が多く思ったより実務寄りだということです。
そして中小企業勤めの方は思うのではないでしょうか、「うちの会社できていないこと多いかも…」と
この時点で少しイヤな予感(多忙な業務)が予見されていました。
実務への不安も大きかった
先ほども少し書きましたが、勉強した知識と実情がかなり異なっていました。
理想通り全部できる会社ばかりではないんだなという感覚です(当然そうか)
そのため、「取得して実務についたらすごく忙しくなるのでは…?」と思いながら勉強していました。
一方で、「ここは早めに弊社でも対応した方がよさそう」、「これはすぐにでも取り組めそう」ということもあり、その点では楽しさもありました。
しかし、
・自分にできるのか
・現場にうまく言えるか
・本当に改善できるか
・そもそも何からすればよいのか
という不安はじんわりありました。
加えて、2カ月以内での取得という期限…しかし仕事はたくさんあるため残業して帰宅は毎日21時過ぎ。
「合格できるだろうか?」という不安とプレッシャーはありました。
まとめ
当時は、「とにかく2カ月以内に合格しないと…」という気持ちが強く、実務については深く考えるほどの余裕はありませんでした(不安な予感はありましたが)
しかし、勉強を進めていくうちに、「会社の安全や衛生を維持する」というのは思っていたより現場よりの仕事だと感じるようになりました。
衛生管理者の取得後は、衛生委員会・ヒヤリハット・巡視・社内周知など、予想していたより幅広い業務と関わっていくことになります。
衛生管理者は資格を取って終わりではなく、実務を通して理解が深まっていく資格だと思います。(取得はスタートライン!)
次の記事では、実際にどのように勉強したのかと、勉強時間やスケジュールについてまとめています。
→ 第一種衛生管理者に6週間・78時間で合格|社会人が苦労したことと勉強法まとめ
実務にどう落とし込んでいるかはこちらの記事に書いています(大変です)
→ 中小企業で衛生管理者をやって感じた現実|実務で一番大事だったこと衛生管理者【実務編】


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