私は、未経験で製造業の設計へ転職したあと、「品質とは何だろう?」という疑問を解消したいと思いQC検定の勉強を始めました。
取得前は、
・数学もあって難しそう
・品質管理って実際何をするんだろう
・試験勉強が実務に役立つのだろうか
こんなイメージを持っていました。
この記事で、
・なぜQC検定を受けようと思ったか
・取得前に感じていた不安
・勉強を始めてどう変わったか
についてまとめています。
これからQC検定を受けようと思っている方や、「品質管理って何?」と感じている方の参考になれば嬉しいです。
ちいの意外と役に立っています
QC検定記事一覧
【第一編】取得前編(この記事)
【第二編】QC検定3級試験編
【第三編】QC検定2級試験編
【第四編】実務編
QC検定を受けた理由



品質って何?
これがQC検定を勉強しようと思った一番の理由です。
品質という言葉自体はわかります。
意味もわかります。
しかし、どのように品質というのは保たれて、どのような手法や考え方が有効なのか?
これがわからなかったのです。
なんとなくはわかりますが、言葉にしようと思うと非常に難しいのです。
私はポリテクセンター(職業訓練校)を経て、未経験の製造業の設計に転職しました。
→ ポリテクセンターの記事はこちら
製造業での設計という仕事が初めてだったため、どのような考え方で設計・製造すれば品質が保たれるのか?
これのヒントになればな〜という感じでした。
取得前のQC検定のイメージ
ざっくり調べてみた感じだと、「数学」のイメージが強かったです。もっと品質の考え方の勉強だと思っていたので少し驚きました。(文系的な)
「Σ」や「σ」や「V」などが並んでいます。
加えて、「正規分布」などの単語。
うっすらとした高校数学で見たことあるような…という記号や単語が見えたため、「数学の勉強なのかな」と思っていました。
なぜ勉強しようと思ったのか



良い物を作りたい
これです。(すごくざっくりしている)
モノづくりの仕事をしていると、よい物を作るというのは大変難しいです。
ユーザーの要求、自社でできる仕様、コスト、工数、人員計画、能力、標準化などの仕組み…etc
考える要素がたくさんあります!
どれか1つでも解像度が下がると、品質というのは落ちる可能性があります。
そのため、これらのバランスを考えてモノづくりというのはする必要があります。
弊社は中小企業のため、どれもちょっとずつかけています(場合によってはかなり)
上記の要素についてすべて解決したい!という気持ちで勉強しようと思ったわけではありません。
これらの要素の中でいくつか考えられること、または知見が増えたらなという思いがあり勉強しようと思いました。(事実、QCにコストの話とかはほとんどないです)
自分の仕事でできることを増やしたい、疑問を解消したい、そしてよい物に近付けたい。
このような思いがありました。
実際に本を見て感じたこと



手法と実践?
QC検定は2分野に分かれています。
1つ目は、手法。
計算などがメインです。
2つ目は、実践。
実務での考え方などがメインです。
手法の印象
まず数学!というよりは、算数!の方が近いかなという印象でした。
複雑な計算問題は少なく、公式をそのままあてはめて答えを出す問題が多いのかな?という感じです。
とはいえ、「σ」「Σ」「V」などの文字が入った公式です。(文字が入ると途端に難しい)
覚えるのもあてはめるのも苦労するかもな…と思いました。
実践の印象
実践は、実務での考え方・問題解決の手法・業務改善などかなり幅広いなという印象です。
おそらくですが、製造業でQC検定をとってみよう!と思う人はこの実践の知識を知りたいのではないでしょうか。(私もそうでした)
加えて、QC検定とは品質についての試験のため、このような勉強をするんじゃないか?と思っているのもこの実践ではないでしょうか。(業種にもよると思いますが割合的に)
そのため、とっつきやすいのはこの実践の方だと感じました。
QC検定は試験のためではないと感じた
勉強を進めていくと、普段の仕事の見え方が少し変わりました。
試験のための知識というより、仕事を見る視点が増えたような感じがありました。
今まで、なんとなく「ミスが多い」と思っていたことが、



これは作業手順のばらつきっぽい
と判断できたり、



これは教育不足っぽい
と判断してみたり。
原因を考えて判別できることが増えました。
「よくない」という曖昧な言葉ではなく、どうしてそうなったかを考える力がついてきているのを感じていました。(言語化って大事)
中小企業で感じた品質の難しさ



人によって手順も考え方違う
これは本当にそうです。
同じ物を作ろうとしているのに、人によって考え方と手順が違うのです。
大きい会社であれば、あまりこのようなことはないのかもしれません。
ただ、弊社の場合は図面・工程・作業手順・検査などなど。
これらが経験、社歴、勤続年数、年齢などによって異なります。
そのため、品質も安定しないのです。
この人がやったら品質がよい、あの人がやったら品質が悪い。
あの人はベテランだから、やり方も手順通りではないし考えもは違うけどオッケー。
こういうことありませんか。(弊社だけなのだろうか)
これって、つまり品質が安定していないのではないかと考えたのです。
なんとなくどちらの事象もよくないのはわかります。
しかし、何が要因でどういう理由でなぜダメなのか、そしてどうすれば解決するのか。
この具体的な知識や手法を持ち合わせていませんでした。
勉強前に不安だったこと
勉強する前は、まずは合格できるかどうかですね(みんなそうか)
ちらっと調べたときに目に入った算数、数学の印象が少し不安を強めていました。
試験を申し込んで本を買って、勉強する。
お金と時間がかけているので、勉強したことは無駄にはならないけどできれば合格したい!と思っていました(賞状嬉しいですよね)
あとは、実際に実務にどのくらい使えるだろうか?ということです。
QCの知識が実務のどんなことにいきたか、どんな実務で使用しているかについてはこちらへ
→実務編リンク予定
まとめ
QC検定を勉強し始めた当初は、「品質って何なのだろう」というぼんやりした理由でした。
しかし、勉強を進めていくうちに、
・なぜミスが起こるか
・なぜ品質が安定しないか
・なぜ人によって結果が変わるか
と、このようなことを以前より言葉にして考えることができるようになりました。
特に弊社のような中小企業では、人によってやり方や考え方が異なることも多く、「品質を安定させる」ということ自体が難しいと感じています。
そのため、言葉にして誰かに伝えてみたり、書類に落とし込んだりする能力がときには必要です。
QC検定は、単に試験に合格するためだけではなく、その「品質の要因を考える力・言葉にする力」を身につける勉強だったのだと思います。
もちろん、実際の現場では理想通りにいかないことも多いです。(本当にそう)
それでも、「なんとなく良くない」を「何が問題なのか」に変換できる。
これは、実務でもかなり大きな変化でした。
次の記事では、QC検定の勉強の方法・勉強時間・スケジュールについてまとめています。
→ QC検定3級試験編
→ QC検定2級試験編










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