ポリテクセンター入所前編|見学説明会・試験・合格までの体験談

ポリテクセンター入所前の筆記試験問題と入所後の制作物

物流倉庫を退職し、未経験だった設計職に就けたきっかけがポリテクセンターでした。当時の私は次の仕事も決まっておらず、「失業保険が切れるまで少し考えるか」くらいの気持ちでした。
でも、半年後には勉強したことを活かして設計職に就職していました。

そんな私がポリテクセンターに入所する前の見学説明会・試験・面接・合格までの流れを体験談として書いています。

※2021年の入所体験記です。現在とは少し違うかもしれません。

住んでいる場所によってポリテクセンターの場所は変わるようなので、近くにポリテクセンターがあるかどうかはこちらから探してみてください
職業能力開発促進センター(ポリテクセンター) |独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構

第1編:入所前編(この記事)
見学説明会・試験・面接・合格まで

第2編:入所編 (次)
初日の流れとクラスの雰囲気

第3編:授業・1日の流れ編
授業の雰囲気・時間割・勉強と就活のバランス

第4編:授業編
実際に学んだこと・大変だったこと

第5編:就職活動編
応募・面接・設計職への就職

第6編:就職後に振り返って思うこと
ポリテクセンターに通って変わったこと

目次

ポリテクセンターって何?

昔でいう職業訓練所というところです。
求職者や在職者向けに色んな専門的な講習をおこなっています。

私は、フォークリフトマンを退職後の失業中に勉強してみようと思い通いました。

住んでいる場所によってポリテクセンターの場所は変わるようなので、近くにポリテクセンターがあるかどうかはこちらから探してみてください
職業能力開発促進センター(ポリテクセンター) |独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構

詳しくはハローワークに聞くのがよいかと思います(私もハローワーク経由でいきました)

ポリテクセンターへ行こうと思った理由

最初から明確にポリテクセンターに行こう!と思っていたわけではありません。

失業中にゆっくり日々を過ごしていたときに、たまたまハローワークの職員さんから紹介いただいて、「失業期間をダラダラと過ごすよりおもしろそうだな」という感じです。

将来に対する不安はゼロではなかったのですが、当時は求人数自体がないというわけではなかったので「食べていけなくなることはないだろう」という感じでした。場合によってはバイトでもなんでもいいやと。

私の場合、当時の条件で6カ月間ほど失業保険の受給ができたため、かなりのんびりしていました。

定期的に求人を探す必要があったため(受給要件)、求人を見るものの特にやりたいこともないため応募するわけでもなく。

そのため、4ヶ月ほどのんびりしました。

その頃に、何のきっかけかは忘れたのですが、ハローワークの職員さんからポリテクセンターのパンフレットをもらいました。

そこでポリテクセンターというものの存在を知ります。

ということで、実は私は最初から「就職してやる!」という気持ちでポリテクセンターに入ったわけではありません。

失業手当の給付期間が終わることもあり、「もう少し考える時間がほしい」「面白そうだからやってみるか」くらいの気持ちでした。

でも、通ううちに少しずつ考え方が変わり、最終的にはその勉強を活かした仕事に就くことになります。

ポリテクセンターで何ができる?

ポリテクセンターでは、専門的な勉強が一定期間できて手に職をつけやすく資格取得も目指せるコースもあると。

それも給付金(失業手当)をもらいながら。

資格というものの素晴らしさは、前職のフォークリフトで身にしみて感じていました。
 →フォークリフト運転技能講習の4日間記録。学科・実技の内容と試験コース | 伸びしろマン

次の仕事先の宛もなく、特にやりたいことがあったわけではないのでこのポリテクセンターというところに行ってみようと思いました。

ポリテクセンターでは色んなジャンルで、数ヶ月に渡り専門的な講習をおこなっているようです。

私は、IOT科とCAD科というところに興味をひかれました。

「スキル!」という意味ではCADの方が魅力的に感じていましたが、「面白そう!」という意味でIoTに惹かれていました。(作った物を動かすというのが楽しそう)

そして、この両方の科の見学説明会を行っている日があったので、その説明会へと参加を決意します。

ハローワークで、見学説明会に参加したいことを伝えて申し込みをして予約完了。

当日までに、「見学説明会参加証」や「応募票」をもらってもっていく必要がありました。

いざ見学説明会へ

見学説明会は実際に通うこととなるポリテクセンターでやっていました。(見学付きなので当然か)

参加者は、「男性20代~60代」「女性20代~40代」の全体で20~30人ほどでした。

結果から先に言うと、見学説明会は行っておくほうがよいです!

説明会でもらえる資料の中に、

説明会でもらえる資料の中身

選考までの流れ
受講申込書(願書の提出)
選考の日程
受講者の決定方法について
・合格後から訓練までのQ&A
筆記問題の参考例(模擬問題的なやつ)
科の説明を印刷したパワーポイント資料

と、大事な要素がたくさん入っています!

説明会で説明を聞き、この資料を持っていればわからないことはなくなります。

見学説明会タイムテーブル

時間項目
10:00あいさつ
10:10訓練内容説明(IoT)
10:25訓練内容説明(CAD)
10:40補足説明(事務連絡)
10:50休憩
10:55見学開始
11:20終了
11:20~個別面談

広い部屋で、前のプロジェクターにパワーポイントの資料のようなものを使用し職員の方が説明してくれた記憶があります。

科の説明については、科の担当の講師の方がやってくれました(たしか)

参考までに、科の「訓練内容説明」の目次だけ載せておきます。

科の訓練内容説明資料の目次

こんな感じでした。

Iot科

1.IoTとは?どんな仕組み?
2.訓練科の目標
3.ものづくり企業の仕事の流れと就職先
4.訓練内容について
【前半3カ月】
・アナログ電子回路
・デジタル電子回路
・シーケンス制御

【後半3カ月】
・C言語プログラミング
・マイコン制御
・マイコンロボット製作

CAD科

1.訓練の目標
2.訓練の流れ
3.訓練の詳細

【前半3カ月】
・機械製図
・CADとは?
・2次元CAD
・3次元CAD

【後半3カ月】
・測定
・フライス旋盤及びマシニングセンタ作業
・旋盤及びNC旋盤作業
・CAM応用

訓練に必要な費用について

どちらの説明も聞きましたが、私はIoTで勉強する「ロボット製作」というのに興味を持ちました。

そのため、このタイミングでIoT科に入ろうと決めました!

回路を作ってプログラムを書いてロボットが動いたら楽しそうという単純な理由です。(もちろん未経験)

マイコンとブレッドボード(私物)

見学開始

説明を聞き小休憩後、実際にポリテクセンター内の訓練をしてる様子を見に行きます!

IoT科の現在訓練中の先輩クラスとCAD科の現在訓練中の先輩クラス

これをそれぞれ見学しにいきました。

IoT科は授業中だったため授業風景を、CAD科は実習中だったため実習を見学。

どのようなソフトを使っているか、どのようなプログラムを書いているかを教えてもらいました。

授業の雰囲気と受講生の感じがよくわかるため、この見学は自分が通うことになった時のイメージを掴むのにとてもよかったです(行ってよかった)

入所試験

入所するためには、試験があります!

と言っても、定員割れでなければ基本的には受かるようです。(面接で聞きました)

定員を超えている場合は、筆記試験と面接の結果にて合否判断となります。

人気のクラスはたしか倍率2倍以上でした…(ICT科です、ITは人気)

私が受けたときの筆記試験と面接について書きます。

持ち物は筆記用具だけでした。

服装は就職活動を見据えた活動の一貫のため、スーツでの参加がよいかと思います。(周りもみなスーツでした)

就職する気がなさそう・意欲がなさそうと見える人より、意欲的な人に枠を使いたいと考えているようです。(講師談)

筆記試験

筆記試験はこれらの分野から出題されました。

レベルとしては、いわゆる一般常識レベルです(幅が広い)

小学校~中学校で勉強についていけていれば難しくはありません。

小学校~中学校で勉強についていけなくて、そのまま就職して現場で仕事してます!という人には少し難しいかもしれません。

試験分野

・言語・文章力
・計算力
・形状把握力
・安全に係る注意力

見学説明会でもらった資料に問題例が載っていたので、少し問題例も載せておきます。

言語文章力問題

次の__線部の漢字の読みをひらがなで、又カタカナを感じで書きなさい。

(1)遺憾ながら欠席した。

(2)ユウシュウな成績で卒業する。

はじめに示した語句と反対の意味をもつ語句として最も適切な語句を、1~5の中から1つ選びなさい。

親密:1.希薄 2.軽薄 3.安易 4.軽率 5.疎遠

次の文章の( )にあてはまる適切な語句を、1~4の中から1つ選びなさい

経済の雲行きが空恐ろしいほど( )し、大打撃を受けた。

 1.急変 2.楽観 3.上昇 4.好転

計算力

次の計算をしなさい。

(1)10×8ー6÷3

(2)3/5×1/2÷5/4

(3)1個240円のメロンと1個160円のオレンジを全部で12個買い、3000円を支払ったところ、760円おつりが返ってきた。オレンジを買った個数を答えなさい。

これらの問題で「うっ…」となった人は勉強が必要かもしれません。

もしくは、定員の割れているクラスを狙いましょう。

面接

筆記が終わった後は、講師の方2名と面接です。

10分~15分程度だったと思います。

聞かれた内容としては、

聞かれたこと

・このコースを志望した理由は?
・ポリテクセンターを何で知りましたか?
・いつ頃に就職したいと考えていますか?
・健康状態に問題ないですか?
・何か質問は?

こんな感じです。

真面目に就職活動をしていて、その一環で入所を希望していればなんてことない質問です。

しかし、私のように「楽しそうだから勉強したい」という理由で行く人はこれらの質問の回答は用意しておいたほうがよいかもしれません。

私は、「いつ頃に就職したい?」という質問に「まだしばらく大丈夫です」と言いましたが恐らくよくないです。

倍率の高いクラスへの入所を目指す場合は、対策しておきましょう。

どちらも問題なく「合格」となると、後日「合格通知」が家に届き入所日を待つこととなります。

迷っているならまず「見学説明会」へ

私がフォークリフトマンを辞めてからポリテクセンターの選考を突破するまでの体験談を書きました。

当時の私は、次の仕事のあてもなく、失業保険をもらいながら4ヶ月ものんびり過ごしていました。

「絶対に設計職になるぞ!」という強い決意があったわけではなく、「ロボット製作がおもしろそうだったから」という、シンプルな理由からのスタートでした。

ポリテクセンターへの入所を迷っている方や、試験に対して不安を感じている方がいらっしゃったら、「まずは見学説明会に行ってみてほしい」です。

説明会に行くと、

試験対策に直結する「模擬問題の資料」がもらえる
実際の授業や、先輩たちのリアルな雰囲気が肌でわかる
・自分が数ヶ月間、そこで学ぶイメージがハッキリ湧く

というネットじゃ拾えない情報がたくさんあります。

体験については書けますが、実益な情報や肌感は行かないと得られないものが多いです。

筆記試験や面接と聞くと緊張してしまいますが、「これから新しい技術を学んで就職したい!」という素直な熱意があれば高い壁ではありません。(半年通った感触として、ポリテクセンターは能力よりこういう前向きな人を求めている)

私も無事合格となったため、ここから半年間のポリテクセンター通いが始まります!

入所編はこちら → 入所編|初日のクラスの流れとクラスの雰囲気


ポリテクセンター体験記(全6編)

第1編:入所前編(今ここ)
見学説明会・試験・面接・合格まで

第2編:入所編 (次)
初日の流れとクラスの雰囲気

第3編:授業・1日の流れ編
授業の雰囲気・時間割・勉強と就活のバランス

第4編:授業編
実際に学んだこと・大変だったこと

第5編:就職活動編
応募・面接・設計職への就職


第6編:就職後に振り返って思うこと
ポリテクセンターに通って変わったこと

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この記事を書いた人

ちいのです。

ブログ挑戦・資格取得・転職などの試行錯誤をもとに、実際に感じたことを記録しています。
最近は、ブログ・ギター・BGM作成・動画作成などをしています。
これから挑戦する人の不安が少し減る記事を目指しています。

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